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今を形づくるクラフト: ウェグナー オックスチェア

1960年にオックスチェアが初めて発表されたとき、その際立って大胆で自信に満ちたデザインは、控えめな北欧家具の潮流とは鮮やかな対比をなしていました。

牛の角を思わせるフォルム、量感のあるボディ、繊細なフレーム――この彫刻的な椅子は、ウェグナーのきわめて有機的で芸術性に富んだ家具デザインの姿勢を体現し、従来の常識を塗り替えようとする彼の志を示しています。膨大なウェグナー作品群の中でも、象徴的なオックスチェアは最高傑作のひとつとして称えられています。


張り込みは、一見取るに足らない生の素材から始まります。しかし、その素材は闘いにも似た過程を経て、最終的に完成品へと姿を変えます。この「無」から「有」への変化こそが、私がこの技に深く魅了される理由です。

エリック・ヴィヒマン、椅子張り職人

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受け継がれる伝統

ウェグナーの「オックスチェア」は、伝統工芸に革新的なアプローチを示す好例です。ボリュームのある上部を繊細なスチール脚で支えるフォルムは、1960年にデンマークの家具メーカーAPワークショップから発表された当時、製造上の大きな挑戦でした。1980年代後半、ウェグナーは張り加工の専門家であるデンマークのデザイナー兼メーカー、エリック・ヨルゲンセンに協力を仰ぎ、その成果は当時としてきわめて先駆的でした。

彼らは共同でモダンなブロックフォームを導入し、従来の方法では得られなかった高い形状安定性を椅子にもたらしました。2020年にフレデリシアがエリック・ヨルゲンセン社を買収した際にも、工房と職人、そして培われた知識はそのまま残され、卓越した技術と高い生産基準が守られています。


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